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Category : 山の手・下町

山の手と下町

今回の「違うだろう」は、山の手(註)・下町(註)について。
まずは、それぞれのイメージ写真から。

慶応大学・三田演説館
山の手:慶応大学 三田演説館(08.10.28)


早稲田大学・大隈講堂
下町:早稲田大学 大隈講堂(08.10.29)

これを「そうそう」と思われたら、ちょっと考えてみていただきたい。

一般的な地域分けでは、慶応大学がある三田は下町、早稲田大学がある早稲田は山の手。だが、大学のイメージとしては逆転する。
そんなことをあれやこれやと考えていくと、そもそも、東京に対する「山の手」「下町」という分け方自体がよろしくないような気がしてきた。


結論から言えば、山の手・下町という区分けは、こうしたイメージのままだと現実にそぐわない

「下町=東、山の手=西」は、江戸の構造と地形から生まれたイメージだ。それが東京に対してもそのまま使われている。
だが、東京は江戸とは別の街だ。

東京は、新しい街が急速に広がり、都市の構造が江戸とは違う。江戸も爆発的に広がった都市ではあるが、街の作り方が東京とは根本的に異なっていた。さらに、時代による変化もある。だから、江戸の区分を東京に当てはめると、なにやらおかしなことになってくる。

イメージによる違い地形による違い歴史的な違い、それぞれの見方での区分けがある。それがごちゃ混ぜになっているから、わけが分からなくなる。
たとえば、「城東・城西・城南・城北」という分け方をした場合、山の手・下町を東西に分けると、「城南と城北はどうなる?」という問題がある。

イメージを元に地域を見ていくと、現実と食い違ってしまうのは、それだけ東京が大きくなったからだ。東京を、江戸時代の区分である「山の手」「下町」で分けるのは、あまり意味がないということだ。なにしろ、東京は江戸ではないのだから。

そうは言っても、これだけ定着してしまうと、使わざるを得ない。しかも、あまり深く考えずに適当に使っている分には、何かと便利ではある。

使っているとよくぶつかるのが、「山の手・下町って、どの辺なの?」「山の手と下町って、どう違うの?」という疑問だ。
ふと聞かれて、ぱっと答えられる人はそう多くはあるまい。なにしろ、時間の変遷というものがある。それを踏まえた上で簡潔かつ正確に答えるのは、かなり難しいだろう。
(続く)



山の手
「山手<やまて>」ではなく「山の手<やまのて>」。「山手」だと、横浜や神戸のような感じがする。
したがって、山手線は「やまてせん」ではなく「やまのてせん」。ヨドバシカメラの歌も、以前は「やまてせん」だったが、今は「やまのてせん」になっている。
個人的には、特にヨドバシの歌は「やまてせん」の方が耳になじんでいるが、とにかく正しくは「やまのてせん」だ。

ちなみに、「山手通り」は「やまてどおり」。不思議。
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下町
下町というと、なんとなく「べらんめえ」な感じがするが、実際にはそんなことはない。たしかにバブル期の地上げで昔からの住人は減ったが、彼らだって「てやんでえ」なんて言葉は使っていなかった。私の父親は戦前に浅草橋で生まれたが、その兄弟(=私のおじ)たちを含めて、そんなことは言わなかったらしい。

おそらく、明治維新と東京大空襲を境にして、人も、言葉も、かなり大きく変わったのだろう。
それについては「東京はいつできたのか」を参照されたし。

「下町人」の好例が、寅さんと両さんだ。彼らは、下町と言うには少々外だったり時代が下がっていたりするが、いずれにしても、落語の熊さん八っつぁんみたいな言葉遣いはしていない。似たような雰囲気はあるが、それは、勢いがあって、歯切れの良い、はっきりした発音。下町言葉のポイントは、単語よりも話し方ではないかと思う。
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携帯できる地図がない! 2
東京はいつできたのか
結局、「山の手」「下町」とは


山の手と下町
●山の手と下町
結局、「山の手」「下町」とは
「山の手」「下町」のイメージ
山の手・下町に東西がからむ理由
江戸の山の手・下町
山の手・下町と城南・城北
なぜ食い違う?
江戸と東京は別の街
「山の手」「下町」って、どこ?
山の手と下町の違いは「塀」?




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2009-06-27(土) | Trackback(0) | Comment(1)

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ようやく

再編が終わりました。
まだまだ十分な状態ではないですが、以前よりは多少分かりやすくなったのではないかと思っています。
コメントは、あえてそのままにしました。時間がたっているので、本文とつながらなくなっていることもあると思いますが、それはそれということで。

他の記事も含めてですが、写真を増やそうと思っています。
おそらく、ゆっくりぼちぼちちょろちょろと、になると思われます。
2009-06-27(土) | 野口 賢治: URL [Edit]

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野口 賢治

Author:野口 賢治
齢三十有余。転勤で名古屋にいた一年半を除けば、生まれてこの方、東京暮らし。物心ついてからは、縄文時代には水の底だったあたり。しかも、一人暮らしを始めてからも、好き好んでその辺に。軟弱地盤が好きなんです。


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