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東京の昼夜人口

かつては、「大都市=人口が多い」だった。

しかし、現在では、都市としての規模と居住人口とはあまり関係がない。人口だけで見ていくと、都心部よりも周辺部の方が人口が増えている(註)。「都心回帰」と言われているにしても、それは、全体の傾向からすれば微々たるものだ。

人口と繁栄の度合いが比例しなくなったのは、言うまでもなく、公共交通機関が充実したことによる。住宅費用をはじめとした生活費が安い、都心部から遠く離れた郊外に住んだとしても、都心での活動に支障をきたさなくなったからだ。

結果として、繁華街の人口は減り、郊外の人口が増えた。 いわば、人口と繁栄の度合いは反比例するようになったということだ。

人口と繁栄が反比例するのであれば、生活人口が少なくて流入人口が多い地域が繁栄している、ということになる。
よく使われるのが、「昼間人口」「夜間人口」だ。東京23区については、こうなっている。

区名昼間人口夜間人口昼間-夜間昼間/夜間
千代田区853,38241,683811,6992047.31%
中央区647,73398,220549,513659.47%
港区908,940185,732723,208489.38%
新宿区770,094303,808466.286253.48%
文京区336,229189,564146,665177.37%
台東区303,522163,528139,994185.61%
墨田区262,514231,09231,422113.60%
江東区490,708420,82769,881116.61%
品川区505,034344,888160,146146.43%
目黒区271,320248,74922,571109.07%
大田区657,209664,027-6,81898.97%
世田谷区736,040820,320-84,28089.73%
渋谷区542,803199,280343,523272.38%
中野区285,636310,392-24,75692.02%
杉並区439,379522,582-83,20384.08%
豊島区378,475233,141145,334162.34%
北区307,317330,345-23,02893.03%
荒川区184,021191,163-7,14296.26%
板橋区456,425507,799-51,37489.88%
練馬区530,628643,687-113,05982.44%
足立区539,309622,500-83,19186.64%
葛飾区343,039424,823-81,78480.75%
江戸川区534,942653,805-118,86381.82%
23区 計11,284,6998,351,9552,932,744135.11%

財団法人 特別区協議会 統計資料室(別ウィンドウで開きます)
特別区統計情報システム より


この資料は、2005(平成17)年の国勢調査をもとにまとめられたものだ。

背景に色が付いているのが、昼間人口の方が多い区。乱暴な言い方をすれば、色の有無が繁栄の程度を表していることになる。

これは、単に23区の人口差を示しているだけだが、別の資料(註)によると、多摩地方から58万人、埼玉県から91万人、千葉県から77万人、神奈川県から94万人、その他の県から15万人、合計335万人が昼間の都区部に流入しているそうだ。

東京への人口流入
東京都 「10年後の東京」への実行プログラム2008 PR版  より引用


中でも、都心4区(千代田・中央・港・新宿)の昼夜人口差は255万人、5.1倍にもなる。これは、ロンドン都心の89万人(2.6倍)やマンハッタンの134万人(1.9倍)をはるかに上回っているとしている。

そのほかの都市の数字が分からないので一般論としての評価はできないが、少なくとも、ロンドンやニューヨークよりは郊外人口が多い、ということになる。
(了)



都心部よりも周辺部の方が人口が増えている
いわゆる「ドーナツ化現象」。
この傾向が本格化したのは1923(大正12)年の関東大震災以降と言われている。
戻る



別の資料
東京都 「10年後の東京」への実行プログラム2008 PR版。
なお、これのもとになっている資料も2005年の国勢調査。

余談だが、総務省 統計局(別ウィンドウで開きます)の「国勢調査結果を用いた日本統計地図」のページには、「大都市への通勤・通学人口」という資料があり、これを見ると、都区内に通っている人はとんでもなく広い範囲にいることが分かる。ヒマなときにながめてみると面白い。
戻る



【参考資料】
ホームページ
●財団法人 特別区協議会 統計資料室
http://www.research.tokyo-23city.or.jp/toukei.html
●東京都  「10年後の東京」への実行プログラム2008
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/actionplan/index.html



つながるページ
"The Tokyo City"
東京のすごいもの


「東京」の範囲
そもそも、「東京」って、どこなのか
改めて、「東京」とは、どこなのか
"The Tokyo City"
イメージされる東京
Tokyo=23区?
首都圏は広い!
●東京の昼夜人口
都心とセンター・コア・エリア


東京のすごいもの
東京のすごいもの
東京のすごいもの:人工林、神保町、文化施設数
東京のすごいもの:鉄道網
東京のすごいもの:道路状況、公共交通網の充実
東京のすごいもの:超高層ビル、街並みの変化
●東京の昼夜人口
東京のすごいもの:人口と面積、政治経済の中心




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2009-05-04(月) | Trackback(0) | Comment(2)

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COMMENT

Re: 東京都市圏の立ち位置

Genさん、コメントありがとうございます。

なるほど、昼間の人口密度ではマンハッタンの方が多いんですね。
そして、昼夜の人口差では東京の方が多いということは、通勤地獄と呼ばれる混雑もむべなるかな…。

人口密度では分析していませんでしたが、同じものでも、見る方向を変えると姿が変わって面白いですね。
いろんな視点を挙げていただき、ありがとうございます。

ところで、こういう統計の「東京都市圏」というのは、どのくらいの範囲なのでしょう。

埼玉・千葉・東京・神奈川だとすると、少し広すぎるような感じがします。
法的には多極分散型国土形成促進法に基づくようですが、国内でもあまり認識されていないのに、海外で受け入れられているのかどうか…。

どこまでが「Tokyo」なのかは、いつも気になっています。
2013-01-20(日) | 野口 賢治: URL [Edit]

東京都市圏の立ち位置

東京の立ち位置を確認しやすいデータをいくつか添付しますね。
下記の元データは載せておきました。
https://plus.google.com/107437586556191888201/posts/A1S2KFeoQyc

東京4区とマンハッタンの昼間人口密度は5.2万人対6.7万人。昼も夜もマンハッタンのほうが人口多し。

世界の都市圏の人口密度(平方㌔)。 新興国都市は高密度:ダッカ35千>ムンバイ27>カラチ15>マニラ14>ソウル10>カイロ9.9>MC9.7>深圳9.1>ジャカルタ7.8>サンパウロ7>ロンドン5.1>東京4>NY1.8

東京都市圏人口は1950年以降世界トップ。2030年頃にジャカルタかマニラに抜かれる予定⇒2012年世界の都市圏人口 Demographia 1東京3690万人>2ジャカルタ2606>3ソウル2255>4デリー2224>5マニラ2195

世界の都市圏、2030年人口予測・伸び率 http://t.co/VHQ3qzzE ジャカルタ3837万人・64%>東京3549・2%>マニラ3295・64%>ムンバイ3010・48%>デリー3005・52%>カイロ2331・37%>NY2328・9%

2025年、世界都市圏GDP予測 1東京、2NY、3LA、4ロンドン、5シカゴ

2025年の都市圏GDP予測 McK(3頁) 1NY、2東京、3上海、4ロンドン、5北京、6LA、7パリ、8シカゴ、9ライン-ルーアー、10深圳。中国都市が大躍進。上位25都市圏中中国が7都市、北米が9都市。
2013-01-20(日) | GenURL [Edit]

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野口 賢治

Author:野口 賢治
齢三十有余。転勤で名古屋にいた一年半を除けば、生まれてこの方、東京暮らし。物心ついてからは、縄文時代には水の底だったあたり。しかも、一人暮らしを始めてからも、好き好んでその辺に。軟弱地盤が好きなんです。


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