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江戸と東京の比較

江戸と東京をざっくり比較してみると、こういうことになる。


▼人口の変動

江戸:
基本的に幕府により管理され、ある程度の幅はあったにせよ、固定。町人は関東周辺などからの人口流入が常にあったが、彼らはたびたびの「帰農令(人返し令)」で出身地に戻され、定住は難しかったと思われる。
東京:
基本的に増加し続けている。明治維新・関東大震災・空襲などで一時的に減ることはあっても、明治20年ごろ以降は増加傾向が続いている。面積や住宅価格などの問題から、飲み込みきれない人口は周辺にもあふれている。特に、関東大震災以降はその傾向が強い。

▼住民が生まれた所

江戸:
武士は基本的には代々江戸住まい(註)のため、江戸の人口の半分を占める彼らの多くは江戸生まれ。残り半分の町人も、流入・移住が制限されているため、江戸生まれが多い。ただし、前述の通り定住は難しく、男性の方が圧倒的に数が多いこともあり、「江戸っ子は、町人50万人の1割程度ではないか」ともいう。
東京:
江戸から東京への変化に伴い、人口は激減し、現在の人々は多くが明治以降に東京に出てきた人たち。またはその子孫。戦後、団塊の世代と呼ばれる人たちが集団就職などで大挙して東京に移動してきたこともあり、現状でも、いわゆる「田舎」がある人が多い

▼地域の範囲

江戸:
範囲の変化はあるが、幕府により明示された。いわゆる「朱引き」。
東京:
いまいち不明瞭
「都心」という範囲が明確にあるわけではなく、必ずしも「東京=東京都」というわけでもない。
詳しくは「「東京」の範囲」にて。

▼職場と住居の距離

江戸:
当然のことながら、歩いて通える範囲。一番近い場合は、同じ建物の1階と2階。
東京:
人によって大きく変わると思われるため一概には言えないが、平均的には、たいがいは電車や車などで1時間程度かけて通勤。距離としては、片道で30キロ程度(註)はあるのではないか。

▼地方との相違点

江戸:
初期は上方文化を受け入れるだけだったのが、文化・文政期(19世紀初頭)以降は自らも洗練された文化を発信できるようになった。また、江戸からの情報は全国に伝わるまでに時間がかかり、すべてが伝わるわけではないるため、短時間で大量に手に入る江戸市中の方が情報量が多い。
これによって地方との差が明確になり、「特別な場所」という地位を得た。
東京:
ヒト・カネ・モノの集中によって、圧倒的な力を持っている。だが、それはあくまでも数量的な規模であり、内容としてはたいがいのことは地方でも同じことができる。短期的な情報発信量は独占的だが、文化的な厚みとしては特筆するほどではない。
また、様々な情報が、テレビやインターネットなどによって全国に瞬時に伝わってしまうため、全国で情報が均質になっている。そのため、中央と地方の情報量の差は、かつてほど大きくはない。
結果として、「特殊な場所」ではあるが、経済的な問題を除けば、地方との格差は実はあまり大きくない。
(了)



武士は基本的には代々江戸住まい
江戸にいた武士は、大きく分けてふたつ。
将軍家の家臣である旗本と、それ以外の大名の家臣(藩士)。旗本が正社員で、藩士は子会社からの出向社員といったところか。
旗本は、代官などとして地方に赴任する以外は、江戸住まい。
藩士は本国との異動もあっただろうが、頻繁に人事異動があったわけではないと思われる。
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片道で30キロ程度
東京駅からの距離は、概算で以下の通り。計測はマピオンの「キョリ測」による。(概算距離順、なんとなく線路に沿って計測)
   越谷・25km弱
   横浜・25km
   大宮・30km
   所沢・30km
   町田・30km強
   柏 ・30km強
   立川・40km弱
   千葉・40km
   印旛・45km
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【参考資料】
ホームページ
●マピオン
http://www.mapion.co.jp/



おいらぁ江戸っ子じゃないやい
おいらぁ江戸っ子じゃないやい
"江戸っ子"の定義と"東京人"


つながるページ
そもそも、「東京」って、どこなのか




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2008-09-02(火) | Trackback(0) | Comment(0)

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野口 賢治

Author:野口 賢治
齢三十有余。転勤で名古屋にいた一年半を除けば、生まれてこの方、東京暮らし。物心ついてからは、縄文時代には水の底だったあたり。しかも、一人暮らしを始めてからも、好き好んでその辺に。軟弱地盤が好きなんです。


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