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Category : 山の手・下町

「山の手」「下町」って、どこ?

「山の手」「下町」とは、どこを指すのか。範囲はどこなのか。

元来の設定としては、大ざっぱには「山の上と下」だった。
語源としてはそういうことだ。

話がややこしいのは、指す地域が時代とともに変化してきたからだ。
簡単に言えば、「山の手・下町がどこかなんて、そんなモンは分からん!」と。
その時々によって変化している以上、「ここ」と範囲を定義することはできないだろう。


昨今の一般的な扱いを大ざっぱにまとめると、


というようなことになっている。
これは位置的な分け方で、雰囲気としては、


というようなことになる。

しかし。

時代による変化があまりにも速い。
もう少し言えば、意図的に速い(かのように見せられている?)。

そのため、基本的な感覚、いわゆる「常識」というものが持つ個人差が大きくなっている。

要するに、「一般的な扱い」に対して、「そりゃ、いくら何でも広すぎる/狭すぎるのではないか」という感覚が、少なからずあるということだ。
その感覚の差として出てくるのが、「そこまで行ったら郊外だろう」という話。

それを「どのあたりで分けるか」という線引きは、山の手については「山の手の範囲と拡大」で挙げた、

山の手




といったところだろう。

商業的な影響が大いにあるとはいえ、国立や八王子あたりまで山の手にされてしまうと、いずれは檜原村まで山の手になったり、果ては新選組の近藤勇や土方歳三(註)まで江戸っ子にされてしまいそうだ。

その点、東はラクだ。
とりあえずは江戸川を越えていくことはない。その範囲で「ここまで」を決めればいい。

だが、それにもかかわらず、意見が分かれる。
こちらも山の手と同様に「下町の特徴と範囲」で挙げたあたりが、ひとつの区分けだろうと思う。

下町





これらの区分線は、まさに時代ごとの「大都市圏」の境界線だ。今は周りの都市とくっついているので、はるかに外になってしまった。

この線が猛烈な勢いで拡大したため、中にいる人の感覚の方がついて行けない
ところが、後から来た人は「そういうもんだ」と理解する

「山の手」「下町」の範囲設定がとんちんかんなことになっているのは、両者がこんがらがっているためだ。
これは、いいとか悪いとか、そういうことではない。
(了)



新選組の近藤勇や土方歳三
近藤は今の調布市、土方は今の日野市の生まれ。
つまり、彼らはともに多摩出身。江戸ではない。近藤の天然理心流・試衛館道場が市ヶ谷にあったからといって、江戸っ子にはならない。

新選組之図
右から、試衛館道場、近藤出生地、土方出生地とされる場所
(クリックすると別ウィンドウでグーグルマップが開きます)

ちなみに、新選組の「セン」の字は「撰」ではなく、「選」が正しいらしい。もっとも、当て字が多かった当時のことだから、実際にはどっちが「正しい」ということはなかったのかもしれない。
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【参考資料】
●鈴木理生 『江戸の川・東京の川』 井上書院、1989
●東京地図研究社 『地べたで再発見! 『東京』の凸凹地図』 技術評論社、2006
●正井泰夫 『城下町東京 付録・大江戸新地図』 原書房、1987
●黒鉄ヒロシ 『新選組』 PHP研究所、2000

ホームページ
●国土地理院 地図閲覧サービス ウォッちず
http://watchizu.gsi.go.jp/index.aspx
●東京都 都市整備局 新しい都市づくりのための都市開発諸制度活用方針
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/seisaku/new_ctiy/index.html



つながるページ
山の手の範囲と拡大
下町の特徴と範囲
下町の特徴:植木鉢、野良猫
山の手と下町


山の手と下町
山の手と下町
結局、「山の手」「下町」とは
「山の手」「下町」のイメージ
山の手・下町に東西がからむ理由
江戸の山の手・下町
山の手・下町と城南・城北
なぜ食い違う?
江戸と東京は別の街
●「山の手」「下町」って、どこ?
山の手と下町の違いは「塀」?




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Author:野口 賢治
齢三十有余。転勤で名古屋にいた一年半を除けば、生まれてこの方、東京暮らし。物心ついてからは、縄文時代には水の底だったあたり。しかも、一人暮らしを始めてからも、好き好んでその辺に。軟弱地盤が好きなんです。


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