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Category : 山の手・下町

結局、「山の手」「下町」とは

「山の手」「下町」という江戸時代の概念を、無批判にというか、中身も見ずにというか、とにかくそのまま持ってきて現実に合わなくなっているのは、「江戸っ子」と同じかもしれない。あるいは、「文明開化」も、同じだ。


あれこれ長々と書いてきて、どうしても内容が下町に偏るのは、私が沖積低地で育ってきたからだ。

「東京都」は都道府県としては小さくとも、「東京」という都市は巨大だ。
東側はなんとなく分かるが、「山手線の向こう」は、異国に近い。だから、全く分からない。

寒風吹きすさぶ中を見ず知らずの所に放り出されても、山手線より東側ならば、とりあえずなんとかなるだろう。だが、西側でやられたらひとたまりもない。向こうは線路(註)もないし。

そんなでかいヤツをばっさり2つに分けようとしても、それはどだい無理な話だ。

しかも、東京の「山の手・下町」という概念は、時代によって範囲や性格が変わっている上に、それらが正確に定義(註)されたこともない。


下町では、「川向こう」という言葉を使った。

「川向こう=田舎」ということで、下町と郊外の境界が川だった

その「川」は、たぶん最初は神田川だろう。その後、長らく大川(現・隅田川)だった。
戦後は、なんとなく放水路(現・荒川)あたりになってみたりもしているようなしてないようなことをしてる間に、都市化はそれを突き抜けて急速に広がった。
今は、都県境の江戸川あたりだろうか。もはや、なんだかよく分からなくなった。

下町と郊外の境界「川」
下町と郊外の境界線
左から、神田川・大川・荒川放水路・江戸川
(クリックすると別ウィンドウでグーグルマップが開きます)

だから、「山の手だ」「下町だ」と、今さら四の五の言っても始まらない。両方とも、過去の遺物になりつつある。

あれこれ分析したところで、結局、


と、現状の違いは、そんなことだろう。
両者の違いはそれだけのことで、いずれも中身は同じお上りさん

だから、どうせそんないいかげんな分け方なら、てきとーなことを言ってる分には現実に合わなくても全くかまわないし、その方が無責任で楽ちんだ。


山の手と下町」で挙げた早慶両校とも、低地にはない。
早稲田大学は名前からしても低地のような感じがするが、実際には、正門から奥に行くにしたがって上り坂になっている。
慶応大学三田キャンパスは台地の上にある。日吉キャンパスは下を新幹線が通っている丘の上だし、SFCも同様に丘だ。

どうせ早稲田も慶応も、最後まで突き詰めれば(註)こういうことだし。

三品
早稲田:牛めし 三品(08.11.26)


ラーメン二郎 三田本店
慶応:ラーメン二郎 三田本店(08.11.26)


元々あてはまらないものを無理矢理あてはめて喜んでるんだから、てきとーに処理しちまってもかまわないような気もする。
根本的に、戦後の東京には「山の手」「下町」は相容れないと思う。

めんどくさいから、「西は山の手、東は下町」で、いーじゃん。
丸ノ内は下町で、都庁は山の手。それでいいじゃねえか。

って、「それを言っちゃあ、おしまい」か?
(了)



線路
ここでいう「山手線」は、主に渋谷あたり-新宿-池袋あたりを指す。

西側は私鉄が多いが、基本的には住宅地のため、山手線から放射状に伸びているものが多い。
東側は私鉄は少ないが、地下鉄が網の目のように広がっている。適当な幹線道路を歩いていれば、いずれ地下鉄の駅に出くわすような感じさえする。

商店街は「下町」にある?」では、「東側は駅が少ない」と書いたが、それは、京浜東北線を境にした東西区分を中心に見た場合なので、東西どちらとも分けづらい地下鉄を除いた。
地下鉄を含めると、東側と西側とでは、線路の密度はかなり違うのではないだろうか。
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正確に定義
山の手について、インターネット上で「山が手のような形をしているから」云々という話が、ちらほらと見られる。
いくら「正確に定義されたことがない」といっても、いくら何でもそれはひどすぎるのではないか。

山の手の「手」は、「方向、方面」というような意味だ。したがって、「山の手」とは、「山の方」という意味
これがもし「おてて」だとしたら、「行く手」は「おててのお散歩」なのだろうか。豆腐の(中略)と言いたい。

たしかに、東京の山の手を構成する武蔵野台地東端は、谷がたくさんある。これを「手のようだ」といえば、そうかもしれない。
しかし、同じく「山手」を持つ横浜や神戸はどうなるのだろうか。「の」があるかないかで意味が違う? へそが(以下略)。

「手の形」という指摘は、「なんとかペディア」にもある。

ネット上の百科事典はとても便利で、私もよく使う。だが、これはあくまでもWiki (別ウィンドウでウィキペディアが開きます)であって、責任著作物ではない

ウィキは「人は間違う」ことを前提にした「集合知」であり、小回りのきく優れたシステムだが、やり方によっては衆愚にもなる
丸呑みにするのは、よろしくないだろう。
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最後まで突き詰めれば
一般論ではなく、あくまでも「一部関係者の意見」として。
あながち間違ってはいないと思うのだが。
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つながるページ
おいらぁ江戸っ子じゃないやい
商店街は「下町」にある?
山の手と下町


山の手と下町
山の手と下町
●結局、「山の手」「下町」とは
「山の手」「下町」のイメージ
山の手・下町に東西がからむ理由
江戸の山の手・下町
山の手・下町と城南・城北
なぜ食い違う?
江戸と東京は別の街
「山の手」「下町」って、どこ?
山の手と下町の違いは「塀」?




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2009-06-27(土) | Trackback(0) | Comment(1)

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COMMENT

(^。^; ふぅ

たらたらと3ヶ月も同じことをほじくっていると、さすがに途中でイヤになってきましたが、これでようやく終わりました。(^^;

実は、始めた段階から少々不安はあったんです。「まとまらんのではないか」と。でも、「まあ、なんとかなるだろう」で始めて、やっぱりなんともならず…。全体として、かなり収拾がつかなくなりました。前にも書きましたが、くくりがでかすぎたんですね。

最後の閉め方は構成を検討している段階から決めてたんですが、結果として、ここまでに溜まってきた鬱憤を放出しているような気も。(^^ゞ

元々、ぶー垂れるような内容になりかねない企画ということもあり、次回も少々吠える予定。

請う、ご期待!!

って、なにを期待するんだ?
2009-02-08(日) | 野口 賢治: URL [Edit]

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プロフィール

野口 賢治

Author:野口 賢治
齢三十有余。転勤で名古屋にいた一年半を除けば、生まれてこの方、東京暮らし。物心ついてからは、縄文時代には水の底だったあたり。しかも、一人暮らしを始めてからも、好き好んでその辺に。軟弱地盤が好きなんです。


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09.10.02 :
東京でオリンピック?」を2分割。
09.09.09 :
09.08.30 :
09.08.22 :
街の奥行き」掲載
09.08.16 :
定休日」掲載

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