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Category : うまい話

価値の混同

例えば、ガード下の飲み屋などの「うまい」「まずい」という評価。
根本的に、小汚い小さな飲み屋が「ホントに」うまいということは、東京では、まず、あり得ない。

ガード下の飲み屋
小汚い小さな飲み屋(08.10.21)

なぜか。

基本的に安いからだ。

食品に限らず、取引で提示される価格には理由がある。
「安かろう悪かろう」が全てとは言わないが、良品の比率と値段の高さは比例するだろう。
したがって、いいもの、うまいものを食うには、それなりの額を出す必要がある。東京はただでさえ物価が高いんだから、なおさらだ。

ひっくり返せば、安いことにも理由がある。
「薄利多売」だけで片付けようとする向きも多いが、モノには原価というものがあるわけで、いくら薄利にしたって、原価割れは起こしていないはずだし、利益とか経費というものだってある。だから、どうやったって、安いものと高いものとは並ぶことができない。

だから、そこを埋めるために、飲み屋のおやじはいろいろと知恵を絞るわけだ。
いや、もちろん、絞ってないことも多いだろうけど。

その結果、とばかりも言えないが、とにかく、小汚くて狭いのに、それでも人が集まる
寒風吹きすさぶ中を並んでまで、なぜそこで飲みたいかといえば、「そこがいいから」だろう。

「雰囲気が好きだから」「安いから」「その味が好きだから」「有名だから」「テレビで見たから」「思い出があるから」etc...

理由はそれぞれあるだろうが、「その店に行きたい」から行く。
まあ、至極当然だ。

問題は、それが全て「うまい」「まずい」という評価に収束されてしまうから、ワケが分からなくなる。

煮込みが有名な店だからって、みんながみんなその煮込みを食ってるからって、その煮込みがうまいかどうかはまた別の話だ。
もしかしたら、他のつまみはもっとうまくないからかもしれない。

たいしてうまくもないし、(出たものに比べて)安くもないのにやたらと混んでるのは、必ずしも不思議なことではない。
それは、おやじの雰囲気がとてもいいからかもしれない。
あるいは、店の中の雰囲気がいいのかもしれない。
つまり、「好き/嫌い」「慣れ/不慣れ」「居心地がいい/悪い」etc...という基準。

ウマイとかマズイとかという話ではなかろう。
だから、味「だけ」で店を評価するのは、少なくとも大衆酒場においては全くの的外れだ。

にもかかわらず、そんな評価しかしていないコメントが多い。とても多い。とても悲しい。
(了)



「うまいもの」の評価
「うまいもの」の評価
味の混同




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2009-02-21(土) | Trackback(0) | Comment(0)

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野口 賢治

Author:野口 賢治
齢三十有余。転勤で名古屋にいた一年半を除けば、生まれてこの方、東京暮らし。物心ついてからは、縄文時代には水の底だったあたり。しかも、一人暮らしを始めてからも、好き好んでその辺に。軟弱地盤が好きなんです。


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