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都会人が冷たい理由

東京に限らず、都市は、たくさんの人が様々な所から集まってできている。

その都市にある、いわゆる「都会の無関心」は、人が密集している中での「生活の知恵」のような物ではないだろうか。これは、東京だけではなく、どこの都市にでも生まれるのではないかと思う。

都市では人が密集している、つまり「人口密度が高い」ということは、それ自体がストレスだ。その中で、さらに他人との対応で疲れていては、体がもたない。だから、互いに「相手を疲れさせない応対」をすることで、互いのストレスを最小限に抑えることが望ましい。

そのための手っ取り早く簡単・確実な方法が「無関心」だ。

市中で出会う人(註)は、基本的に「一期一会」で、それぞれ互いがどんな人なのか知らない。知らない同士でよろしくやるには、余分なことに触れないで、接触を必要最小限に留めるのが一番ラクで確実だ。

小さな親切、余計なお世話」という言葉もあるが、相手がなにを親切と感じ、余計だと感じるかは、すぐには分からない。水戸黄門みたいにやたらと首を突っ込むのは、よほど優れた「嗅覚」をもっていないと、できない。

だから、とりあえず上っ面であっさりと話を済まし、物事を処理する。
相手には触れられたくないことがあるのかもしれないし、何気なく言ったことで相手にイヤな思いをさせてしまうかもしれない。互いにイヤな気分にならないように、余計な詮索はしないし、余計な気遣いもしない

それが、「冷たい」「つっけんどんだ」と感じることがあるかもしれない。
だが、それは、悪意があるのではなく、「互いにムダな気遣いをして、イヤな気分になって神経をすり減らさないように」という配慮を自然にしているだけなのかもしれない。

当然のことながら、これは人間性云々の問題ではないので、何度もつきあって慣れてくれば、態度は自ずと変わってくる。いろんな気遣いもなくなってくるし、どこに気を付けなきゃいけないかも分かってくる。自然とざっくばらんになる。

下町が「人情味があって温かい」と言われるのは、比較的、最初から開けっぴろげで踏み込んでくる(註)からではないだろうか。その分、洗練されてないようにも見えるだろう。

「都市的なスーパーマーケットのレジ」と「人情味のある商店街の八百屋のおっちゃん」というのが、例として分かりやすいだろうか。


もちろん、冷淡な対応をされたのは、そいつが単なるイヤな奴だったのかもしれない。冷たい奴だったのかもしれない。

だが、そんなことをいちいち気にして目くじらを立てていたら、堪忍袋の緒など何本あっても足りなくなる

いろんな所から人が来れば、いろんな奴がいるのはごく自然なこと。東京で、あらゆる都市で、自分が思いもよらない対応に出っくわすのは、ごく普通のことだ。
そういう意味では、東京人に限らず、都会人は図太いのかもしれない。

これは、人が集まっているが故のことで、ひとり東京だけのことではないだろう。程度の差こそあれ、都市に住んでいる限りは必要な能力だと思う。
「気を遣われている」と相手に思わせないことも、都会人的な気遣いのひとつと言える。

なんせ、暑苦しい所では、「温かい」より「適度に冷たい」方が心地良いわけだから。
(了)



市中で出会う人
たとえば、店員と客、車内で席を譲る人と譲られる人、道を聞く人と聞かれるお巡りさん。
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踏み込んでくる
このあたり、誤解されていると思う。

下町のおじちゃんおばちゃんたちだって都市住民だ。就学・就職で出てきた人たちから見れば、都市生活の大先輩でもある。当然、先輩たちは入っていい「限界」のようなものを探りながら接しているはずだ。どこまでもずけずけと入り込んで来たりはしない。

あんまり細かいことを気にしてたら疲れてしまうのは、都市である以上は避けられない。イヤなら「イヤだ」と意思表示をすれば次からは同じことはされないだろうし、そこを上手にさらっと流すのがイキでかっこいい都市生活者だろう。

そう考えると、適度に暑いくらいの方が、地元民以外としては過ごしやすいのかもしれない。
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2009-05-16(土) | Trackback(0) | Comment(0)

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野口 賢治

Author:野口 賢治
齢三十有余。転勤で名古屋にいた一年半を除けば、生まれてこの方、東京暮らし。物心ついてからは、縄文時代には水の底だったあたり。しかも、一人暮らしを始めてからも、好き好んでその辺に。軟弱地盤が好きなんです。


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