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Category : 山の手・下町

「山の手」「下町」のイメージ

通常、「山の手」「下町」のイメージは、こんなところではないだろうか。

山の手下町
位置・山手線の西側
・台地の上で土地がしっかりして
 いる
・山手線の東(、北、南)側
・低地で地盤が緩い
雰囲気・高級住宅地で落ち着いている
・平均的な文化水準が高い
・街並みが新しくてきれい
・道が広く、緑が多い
・(高そうな)犬を飼っている
・住宅地とそれに付随する施設で、
 ほぼ全て
・庶民的で気さく、義理と人情に厚い
・江戸の名残が色濃く、近代的ではない
・雑然として古くさい街並み
・道が狭く樹木は少ないが、植木鉢が
 多い
・野良猫が多い
・町工場と自営商店(街)が多い
住民・平均程度以上の収入がある
・子供のいる家族が中心で、人口は
 増加傾向
・高齢者は少ない
・平均的所得が比較的低い
・少子高齢化が進行し、人口は減少傾向
・おじ(い)ちゃん、おば(あ)ちゃん
 がいっぱいいて、元気


しかし、これがどうにも違和感がある。

たとえば、下町の代表的なイメージとして、「庶民的で気さく、義理と人情に厚い」が挙げられる。
それを象徴するものとして、商店街がある。

では、「純情商店街」で知られる高円寺はどうだろう。

高円寺駅
赤が高円寺駅、青は京浜東北線・緑は山手線の代表的な駅
(クリックすると別ウィンドウでグーグルマップが開きます)

言うまでもなく、高円寺は中央線の駅で、東京の西側だ。だが、高円寺に限らず、東京駅から西に延びる中央線の沿線は「庶民的で気さく、義理と人情に厚い」といった文脈で扱われることも多い。

山の手・下町を京浜東北線を境にして東西で分けると、この状態を説明できない。
東側でも日本橋や銀座は「下町」のイメージが弱い。西側でも高島平や麻布十番は「山の手」のイメージが弱い。
商店街についても、「山の手」「下町」で分けると、しっくり来ない。

つまり、イメージは実際とは違う、ということだ。


「山の手」が高級な感じがして、「下町」ががさつな感じがするのは、結局のところ、「武士=特権階級の支配層」と「町人=田舎から出てきた低所得の肉体労働者」という江戸時代の都市構造イメージとして引きずっているからに他ならない。

明治から戦前までは、かつての江戸の範囲では似たような状態だったかもしれないが、戦後はそれも失われた。

たしかに、「山の手としての伝統」や「下町の風情」がある地域には、今でもその感覚があるかもしれない。だが、一般的には「もうそんな時代ではない」ということになるだろう。
(了)



つながるページ
商店街は「下町」にある?
山の手と下町


山の手と下町
山の手と下町
結局、「山の手」「下町」とは
●「山の手」「下町」のイメージ
山の手・下町に東西がからむ理由
江戸の山の手・下町
山の手・下町と城南・城北
なぜ食い違う?
江戸と東京は別の街
「山の手」「下町」って、どこ?
山の手と下町の違いは「塀」?




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2009-06-27(土) | Trackback(0) | Comment(0)

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野口 賢治

Author:野口 賢治
齢三十有余。転勤で名古屋にいた一年半を除けば、生まれてこの方、東京暮らし。物心ついてからは、縄文時代には水の底だったあたり。しかも、一人暮らしを始めてからも、好き好んでその辺に。軟弱地盤が好きなんです。


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